卒業論文

2019年度卒業研究論文

文書のクラスター

災害時におけるペット問題の分析と対策

江川未祥

災害時におけるペット問題に着目し、新聞記事とガイドラインの分析を行い、飼い主向けのガイドラインを提案した。現在のガイドラインと新聞記事から問題点を抽出し、分析した結果、飼い主が日頃の備えに意識を向けないことが大きな原因であると考えた。これらを踏まえた新しいガイドラインの普及が飼い主の意識の向上、今後の災害での問題減少につながると考えた。

学生の防災行動の現状

大学生の防災意識調査~環境人間学部の防災意識を上げるための提案~

善本智佳

大学生を含む若い世代の防災意識の希薄さが課題となっており、本研究でも学生の防災意識向上へ向けた提案を目的とした。そこで、学部生を対象に質問紙調査を行った結果、全体的に学生は防災行動をしておらず、防災意識向上の必要性が確認された。そのため、学生に災害に関する情報の周知・紹介等をし、他者に影響されず防災行動を行うための取り組みが必要である。

アンケート調査結果

学生における避難意思の心理的要因の関連性について

濱田菜津美

近年、災害時の適切な避難行動の在り方が重要視されている。 そこで学生が避難行動をするうえでの心理的要因を把握する目的のもと質問紙調査を行った。その結果避難行動や防災準備に消極的な傾向があることがわかった。 そこで、学生が実際に行動として具現化を促すことができる防災プログラムを作成することで、学生の避難行動を促すことが可能になると明らかにした。

学習指導案とワークシート

災害ボランティア養成プログラムの開発

安田涼亮

大規模自然災害が毎年のように起きる日本では復興のために災害ボランティアが活躍している。 だが、一部のボランティアが被災地に迷惑をかける問題も起こっている。そこで、誰でも授業実施が可能であり、普遍的な教育ができる災害ボランティア養成プログラムの開発を行った。 273名に実施し、実施前後で自己評価の変化を見たところ、統計的に多数項目が有意に向上した。

日頃の備え

乳幼児の防災マニュアルについて~現状の分析とそこから導き出される最適なマニュアルの提案~

山田愛香

災害時には乳幼児対応時対応の支援は遅くニーズの対応に限界がある。 そこで、過去の被災体験等から事例を収集し、乳幼児に関する公的備蓄と乳幼児の保護者に向けた防災啓発の現状を分析した。 その結果、明らかとなった14の課題の原因と解決策をもとに、日頃からの防災備蓄、防災を意識した行動により災害を保護者と乳幼児が乗り越える助けとなる啓発資料を作成した。

指導案

災害時での運動の必要性と対策を学ぶ防災教育プログラムの開発

猿渡未菜

災害発生時は通常の生活環境と異なる状況にあるため、体調の悪化や命の危険が懸念される。そこで年代問わず自分自身でできる体操プログラムと、それについての指導案・教材を開発した。 小学生から保護者・教員など大人までを対象としてプログラムの試行を行い、被験者からいただいた感想をもとに改善を重ね「オリジナル防災体操プログラム」を完成させた。