@株式会社アペックス西日本 加古川営業所
木村ゼミでは会社の防災力向上のための「産学連携」の研究・実践を行っています。
4回生の岩崎さんの卒業研究では、株式会社アペックス西日本 加古川営業所さんと一緒に「被災時の商用車運転マニュアル及び教育プログラムの開発~株式会社アペックスでの実践~」という研究をおこなっています(木村ゼミOBの馬野さんが会社側の担当者です)。この研究で開発した防災教育プログラムを、12月7日に株式会社アペックス西日本 加古川営業所さんで実施しました。
まず初めに、実際に走行中に被災した動画をみて、被災イメージを掴んでもらいました。次に被災直後の人間の心理状態である「失見当」と呼ばれるパニック状態についても、具体例を挙げながら説明し、この状態に打ち勝つ3ステップについても学んでいただきました。
これらを学んだ後、商用車走行中に地震発生した際の適切な避難行動が取れるように、体を動かしながら覚えてもらうワークを取り入れながら学びを深めました。さらに防災アイテムである、緊急脱出用ハンマーと折りたたみヘルメットの有用性について理解してもらい、実際に使うワークにも取り組んでいただきました。
最後に「アペックス防災マニュアル」の活用方法を紹介しました。このマニュアルの内容は適切な避難行動の手順、防災アイテムの使用方法、失見当など、いざという時に役立つ情報が入ったものになっています。
研修には、4人のゼミ生も参加し運営補助を行いました。緊張しましたが、社会人の方とコニュニケーションをとり、補助をすることができ貴重な経験となりました。
今回のプログラムと「アペックス防災マニュアル」が、従業員の皆様の防災意識・災害対応力向上の一助となれば幸甚です。
※追伸(2023年1月16日)
この試みが日本最大の危機管理メディア「リスク対策.com」に掲載されました。ぜひお読みください。
防災心理を学ぶゼミ生が制作した企業の防災マニュアル
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